2011年12月02日

出産について

看護師といえども出産する時には、他の妊婦さんと同じだ。
違いがあることと言えば、反対の立場で出産現場にいた事があるくらいで、自分がその立場になったら、そんなことはもはや関係ないのではないかと思う。
私の場合には、産婦人科経験は殆んどない。看護学校時代や研修で何回か携わったことぐらいで、産婦人科はやはり助産婦さんの領域!!という感じがしたな。

私も妊娠9ヵ月位まで、通常に仕事をしていたが、やはり妊婦の看護師は体がキツイというのが正直な所だと思う。
その当時は日勤業務のみだったので、深夜勤務がなかった分救いだった。
しかし、臨月までは!!と頑張ってはいたが、妊娠8ヵ月頃になると、急に足が痛みだすようになり、9か月に入った所で歩行、寝返りを打つことさえも難しくなった。
結局その痛みは坐骨神経痛だったのだが、こうなると戦線離脱!!出産のためにそのままフェードアウトしてしまった。
実際の出産はというと、自然分娩で、助産婦さんに言わせると安産とのこと(前駆陣痛から28時間!!)
やはり実際に出産して見ると妊婦さんの気持ちが分かり看護師としては勉強になった。
どんなに助産婦さんや看護師の言葉が心強いか…(涙)

私が今までいた病院には、臨月まで夜勤に入っている看護師も結構多かった(当然回数は少ないが)一緒に組むと、自分の方が気を使って以上に疲れる…。
当然の様に、重症者は自分が見ることになるし、おむつ交換や体交の人数も多くなる。
特に夜勤は2人で大体40人前後の患者を見ることになるので、急性期病棟の場合は、夜間入院もあったりで休憩が取れない夜勤も多く負担はその分増す。
しかも万が一にも、相方に何か事が起っては…(想像しただけで恐ろしい)
そのあたり解ってんのかなぁ…。お偉いさん(主任や看護師長)
ただでさえ妊婦看護師は周りのスタッフに気を使って「やれます!!」と大抵言ってしまうのだ(本音を汲み取ってあげてよ…)
特に小規模の病院では当たり前のように妊婦が激務をこなしていることはよくある。看護師は特に肉体労働!本人にとっても、赤ちゃんにとっても負担がかかり良くないことは明白である。