看護師が移植コーディネーターになるには??
移植コーディネーターの仕事は、円滑且つ公平に臓器移植が行われるように、調整の役割を担う仕事です。
日本での臓器移植の対応は社団法人日本臓器移植ネットワークによって行なわれています。
2010年に臓器移植法施行が改定された事を受けて臓器移植の実施数は年々増えています。
(平成24年度11月現在では、脳死臓器移植件数は800件超)
臓器移植コーディネーターは…
ドナーを受け持つ(ドナー・コーディネーター)とレシピエントを受け持つ(レシピエン・コーディネーター)に大きく分けられます。
ドナー・コーディネーターの仕事…
レシピエントの登録・選定・ドナーの情報収集・ドナー家族の対応、ケア・チーム編成、調整・臓器搬送・移植後のデーター管理や書類作成・・。
レシピエント・コーディネーターの仕事…
登録手配・レシピエントへの説明、カウンセリング、ケア・移植手術時の手配・レシピエント退院後の健康・生活指導・・。
この移植コーディネーターに実際に従事する条件は、医師・看護師・・臨床検査技師・薬剤師免許を所有している人。
4年制大学を卒業していることが条件です。
養成は日本臓器移植ネットワークで行われているようですが、求人は不定期に行われていて、かなり高い専門性のある仕事だけにかなり狭き門です 😕
移植コーディネーターは、社団法人日本臓器移植ネットワークに所属or日本臓器移植ネットワークから委嘱を受けている都道府県コーディネーターの2つあり…。
現在、日本の移植コーディネーター数は、両方合わせても約70人程度とまだまだ少ない現状です。
又、移植コーディネータの仕事に関する情報は少なく、年収・待遇面等はベールに包まれています。
まぁ…平均的な病棟勤務の年収よりは少ない位と思って良いでしょう。
実際に臓器移植が行われるとなれば、全国各地に飛び回る仕事になるので、かなりハードな仕事と言えます。
ハードルも高いし…
とても難しいスキルが求められる看護師の新しい仕事の一つだと言えますが…。
人の命と命を結ぶとてもやりがいのある仕事だと言えますよね 😮