2012年05月11日

脳神経外科看護師の魅力

私は結構看護師の転職を繰り返してきた。
これまで病棟では内科外科脳神経外科循環器小児科と仕事をしてきた。
結構いろいろと回っている口なのである。
その中でも、もう一度復職してみたいと思っているのが脳神経外科病棟だ。

何故脳外なのかと言うとやはり目に見える回復のスピードが速いことにある(症例にもよるが)
前に勤めていたところは2次救急を受け入れていた。
扱う疾患も硬膜下血腫・TIA・CI・脳出血・SAH等々…。

症例1
ある時、受け持ち以外の患者の様子が変だとの同室者からのコールが…
実際見てみると確かにレベルが下がっている様子(もともとレベルⅡ-10位の人だったが
とりあえずバイタルチェックをしてみると血圧が高い!!
しかも熱発している(39度)熱のせいかぁ??
しかしそれにしても痛覚刺激にも反応が鈍い…。
なんて思いながら観察を続けているとアニソコが!!
すぐにドクターへ報告⇒CT⇒急性硬下血腫⇒緊急オペ
急性硬膜下血腫は発見が早いほど良いと言われるようにこの患者も数日後には元のレベルに!!

症例2
ある日外来に「頭が最近痛くて…」と受診に来た50代の女性
早速一通り検査をして見るとSAHと判明!!(
よく早い段階で受診に来たとオペ後にドクターに褒められていた。
これまた緊急オペ⇒その後予後がよく元気に歩いて帰って行った(麻痺残らないこと多いからね)

こんな例は本当に稀と言えば稀だが悪くなった時と良くなった時が極端脳外は解りやすい
又、リハビリのやりがいもある。
CI患者が一人で溢さずに尿器に出せた時には本人も涙を流して喜んでいた(私もうれしい~ 😥 )
そのうちに車椅子でトイレに行けるようにまで(涙)
こうなると患者の顔つきも変わるのである(もとは会社役員!!)
そんな健気にリハビリに取り組む姿を見ていたら…やはり脳外は堪らない職場なのである。